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皆さんは「ぎっくり首」という症状を聞いたことありますか?
「ぎっくり腰」はよく聞くと思いますが、「ぎっくり首」という言葉は初めて聞く人も多いと思います。
今回は、「ぎっくり首」とはどのような症状なのか? そして治し方や予防法などについて、お伝えしていきます。
ぎっくり首とは、ぎっくり腰の首バージョンです。
整形外科であれば、急性頚椎捻挫症と診断されたりします。
ぎっくり腰も急性腰椎捻挫症と診断されるので、まさにぎっくりの首バージョンと言えますね。
ぎっくり首になるタイミングは、ぎっくり腰と同じで、以下のようなちょっとした動作がきっかけだったりします。
寝違えとの違いは、寝違えは朝起きるときに首の痛みを感じるものですが、ぎっくり首は些細な動きから激痛になり、首を動かせなるほどの症状になります。
また、最近はデスクワークやスマホの影響でぎっくり首になる方が増えているそうです。
さらに、「ぎっくり」とは、腰や首だけでなく、背中、肘、膝、腕、肩など、関節があるところであれば、どこにでも可能性があるそうです。
ぎっくり首の原因としては、以下のようなものがあげられます。
ぎっくり首は急性頸椎捻挫症と診断されますが、“捻挫”とは何かというと、関節や筋肉が無理をしすぎて、靭帯を痛めてしまったものを言います。
つまり、急性頸椎捻挫症とは、首の骨についている靭帯を痛めてしまったということなのです。
なぜ、痛めてしまうかというと、長時間のデスクワークでの影響で、猫背と反腰になる方も多く、その影響として、ストレートネックになる方も多いです。
ストレートネックは最近では、スマホ首とも言われているそうです。
猫背や反り腰の影響によりストレートネックになると、背骨に捻じったゆがみが生じるケースがあります。
捻じってゆがみがある状態で、長時間のデスクワークやスマホ操作をしていると、筋肉に限界まで負荷がかかってしまいます。
そうすると、首を支える柔軟性が失われます。
この限界が来てしまったという状態で無理な動きをすることによって、靭帯が無理に伸ばされたり、捻じられたりすることで、ぎっくり首になってしまいます。
ぎっくり首の治し方、それは、「安静第一」になります。
ぎっくり首は、体の限界を表している信号です。
骨格的にも筋肉的にも限界にきているので、休ませるために引き起こされています。
なので絶対に安静にしてください。
痛めた場所を温めたりしてはいけません。
炎症反応が強く出るので、痛みがさらに強くなります。
できることは痛み止めを飲んで寝ていること。
痛めた個所を冷やす、もしくはシップを貼ることだけです。
この状態で整体に来たいという方がいます。
周りの硬直をした筋肉を緩めることで、痛みの個所にかかる筋肉の硬直を少しだけ和らげることができるかもしれませんが、移動の間の体の負担を考えると、来院はお勧めしません。
3,4日後になって、痛みが落ち着いてきてからの来院をお勧めします。
ぎっくり首の予防方法としては、長時間のデスクワークの姿勢の改善が大切です。具体的には、目線、手の高さ、座っている姿勢の改善です。
そのためには、デスクの高さや、モニターの高さと椅子の高さと形状が重要です。
こちらの図を参考にしてください。
先にも述べたように、ぎっくり首は、背骨の歪み、背骨のねじれ、ストレートネック、猫背、反り腰などがもともとの原因になりやすいです。
日常の姿勢の改善も大事ですが、
歪んでしまっている体を正常に戻すことこそが、根本からのぎっくり首改善につながります。
痛みがなくなったら完治ではありません。
痛みを出した原因である炎症は収まったかもしれませんが、ささいな動きで痛みを引き起こす体の歪みや負担がなくなったわけではありません。
一度でもぎっくり首になった方は、原因の大元を、根本からしっかりと改善していくようにしましょう。