肩こり解消するには?原因や治し方など分かりやすく解説

肩こり解消するには?原因や治し方など分かりやすく解説

肩がだるくて動くのも億劫に感じてしまう、つらい「肩こり」。本当に辛いですよね。
原因はさまざまなため、年齢や性別に関係なく若い世代からシニア世代まで多くの人が悩まされています。

肩こりが酷くなると頭痛や吐き気など体の不調にも繋がるため、早めに解消するのが望ましいです。
しかし、忙しくて整体などマッサージに行く時間がない人も居ることでしょう。

そこで今回は、自分で手軽に肩こりを解消するストレッチやマッサージ方法などをご紹介!
肩こりの原因や肩こりが関係する病気などについても詳しく解説します。
この記事を読めば、セルフケアで肩こりを解消する方法がわかり、つらい肩こりから解放されるようになりますので、肩こりで悩んでいる人はぜひ実践してみてください。

肩こりの原因

肩こりの原因

肩こりを解消するには、まず原因を正しく知ることから始めましょう。
肩こりの主な原因は、筋肉の緊張と血行不良です。
そもそも、約5㎏あるといわれている重たい頭部を支えている首、そして両肩は、体の構造からして肩こりになりやすくなっているのです。

また、肩は腕を動かしたり支えたりしているため、日常生活を送っているだけで筋肉疲労が溜まりやすい部位でもあります。
その他に肩こりを引き起こす要因には、下記のようなことが考えられます。

【肩こりを引き起こす要因】

  • パソコンや細かい作業などで長時間同じ姿勢を続けている
  • 日々蓄積される心身のストレス
  • 寝具
  • 寝不足
  • 冷房などによる体の冷え
  • 猫背など姿勢の悪さ

長時間同じ姿勢を続けていると筋肉も緊張し続けるため、疲労の蓄積や血行不良を起こし肩こりを引き起こします。
現代社会では、多くの方が仕事中は同じ姿勢で過ごす場合が多く、どうしても筋肉が緊張してしまいます。

加えて猫背などの姿勢の悪さや寝不足、体の冷えやストレスなども血行不良になるため重度の肩こりが発生することに。
このように、さまざまな要因によって肩こりが生じています。

肩こりを解消するには、筋肉の緊張や血行不良につながる日々の生活習慣を根本的に見直すほか、ストレッチやマッサージで毎日ケアすることが大切です。

女性特有の肩こりの原因とは

女性特有の肩こりの原因とは

女性は男性に比べると、肩こりに悩まされる人が多いとされています。
厚生労働省が行った「国民生活基礎調査」によると、女性は「肩こり」の症状を自覚している人が最も多かったという結果がありました。

では、なぜ男性よりも女性の方が肩こりに悩まされる人が多いのでしょうか。
ここでは、女性特有の肩こりの原因について詳しく解説します。

筋肉量の少なさによる筋肉疲労

女性特有の肩こりの原因の1つは、筋肉量の少なさが挙げられます。
頭の重さや大きさは男女共にそれほど変わりないのに、女性は首が細く筋肉量も少ないため男性に比べると肩への負荷は大きいのです。

また、頭や腕だけでなくバストの重みが加わるのも要因となります。
筋肉量が少ないうえに女性はバストも支えなければならないため、筋肉の負担は男性よりも大きくなります。

女性は体が冷えやすい

女性は体が冷えやすく、冷え性が多いのも女性特有の肩こりの原因です。
体が冷えると血流が悪くなり、肩こりを引き起こします。
女性の体が冷えやすいのは、筋肉量の少なさと脂肪の多さが関係しています。

筋肉は体温を上げる働きがありますが、筋肉量が少ないと体温を上げることができません。
脂肪は冷えると温まりにくいという特徴があり、男性よりも多くの脂肪がある女性はどうしても冷え性になりがちです。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンが減少するのも、女性特有の肩こりの原因です。
女性モルモンが減少すると自律神経の乱れに繋がり、血行が悪くなります。

そのため、加齢と共に女性ホルモンが減少して起こる更年期の症状で「肩こりが酷い」と感じる人も少なくありません。
また、月経の前後もホルモンバランスが乱れるため、肩こりの症状に悩まされる女性も多いです。

肩こりに関連して起こる症状

肩こりに関連して起こる症状

肩こりが辛いと感じたら、早めに解消したいものです。
なぜなら、肩こりの症状は肩に感じる重みやだるさ、ハリや痛みだけではないからです。
肩こりに関連して起こる症状には、以下のようなものもあります。

  • 頭痛
  • めまい
  • 吐気
  • 眼精疲労
  • 腕や手のしびれ

「肩こりが酷く、頭痛までする」という、経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
頭痛が酷くなると、めまいや吐気まで誘発することもあります。
辛い症状が続くと日常生活にも影響がでるため、できるだけ早く肩こりは解消しましょう。

肩こりの症状と関係する病気とは

肩こりの症状と関係する病気とは

肩こりは主に、筋肉の緊張や血行不良が原因で起こる症状です。
しかし、病気が原因で肩こりが生じるケースもあるため軽視はできません。
肩こりの症状と関係する病気には、以下のようなものがあります。

【肩こりの症状と関係する病気】

  • 狭心症や心筋梗塞
  • 頚椎症や脊椎・脊髄腫瘍
  • メニエール病
  • 虫歯や歯周病
  • うつ病や心身症

肩こりは、狭心症や心筋梗塞など生命にかかわる重大な病気のサインかもしれません。
また一見、肩こりとは関係していないように思われる虫歯や歯周病も含まれます。
肩こり以外に、以下のような症状がある場合は注意が必要です。

【肩こり以外の症状】

  • 胸や背中、腰にも痛みを感じる
  • 腕や手がしびれる
  • 就寝時も肩の痛みがある
  • 体を動かすとすぐ息切れがする
  • 右肩だけにこりや痛みがある

病気が隠れている肩こりの場合は、マッサージをしても効果を感じにくいという特徴も見られます。
気になる症状が伴う場合は、早めに病院を訪れて受診しましょう。

肩こりは自分で解消できるのか

肩こりは自分で解消できるのか

肩こりは酷くなると頭痛や吐き気などを伴うこともあり、日常生活にも影響を与える辛い症状です。
そんな肩こりを自分で解消する方法をご紹介しましょう。

肩こりを自分で解消するには、ストレッチをはじめツボ押しや筋トレ、肩こり解消グッズなどを用いる方法がおすすめです。
とはいえ、肩こりを解消してもすぐにまた肩こりの症状が現れてしまうことがほとんどのため、ケアをしながら肩こりの予防をすることが大切になってくるのです。

例えば、猫背にならないように正しい姿勢で座ることを意識したり入浴をして血流をよくしたりするなど、自分の肩こりの原因を追求して予防策を立てましょう。
肩こり解消のケアと肩こりの予防も徹底することで、肩こり知らずの体にすることも可能。肩こりの辛い症状に悩んでいる人は、ぜひ予防にも意識を向けてみてください。

肩こりを解消できるストレッチ

肩こりを解消できるストレッチ

先程、肩こりは自分で解消できるとお伝えしましたが、ここからは肩こりに有効で効率よく解消する方法をご紹介します。
まずは、ストレッチで肩こりを解消する方法を3つ解説するので、ぜひ実践してみてください。

肩こり解消ストレッチ①肩甲骨はがし

自分で簡単に肩こりが解消できると注目が集まっている「肩甲骨はがし」。
肩甲骨周辺の筋肉をほぐすことができるストレッチ方法で、肩こり解消に有効です。

【肩甲骨はがしのやり方】

  1. 両腕を背中側の腰あたりで組む
  2. 組んだ腕を徐々に持ち上げていき、気持ち良いと感じる高さで10~15秒キープ
  3. 10回繰り返しを1日2回

ポイントは、腕を上げながら胸を張ることです。
胸を張ることで自然と左右の肩甲骨が寄り周辺の筋肉がほぐれていきます。
呼吸も自然な呼吸で構いません。

肩甲骨はがしのストレッチをおこなうことで、肩こり解消はもちろん冷えや浮腫み、疲労の緩和に繋がるなど嬉しい効果も期待できます。

肩こり解消ストレッチ②肩の筋肉をほぐす

続いて、肩の筋肉をほぐすストレッチをご紹介します。

【肩の筋肉をほぐすストレッチのやり方】

  1. お腹の前で両腕を組む(指先は肘に引っかける)
  2. 腕を組んだまま大きく円を描くように腕をまわす
  3. 左右5回ずつ行う

ポイントは、腕をまわすときに肩甲骨を動かすように意識することです。
このストレッチをおこなうと、肩の筋肉がほぐれてだるさや重たさが軽減してスッキリします。

肩こり解消ストレッチ③首周りの筋肉をほぐす

最後に、首周りの筋肉をほぐすストレッチをご紹介します。

【首周りの筋肉をほぐすストレッチのやり方】

  1. 左手で右側の頭部を持ち、そのままグーと左側に倒す
  2. 深呼吸をしながら15秒その体勢をキープする
  3. 左右交互に3回ずつ繰り返す

ポイントは、グーと倒したときに肩は水平に保ち頭部だけを倒すことです。
こうすることで首から肩にかけての筋肉が伸びてほぐされていきます。

肩こりを解消できるマッサージ

肩こりを解消できるマッサージ

ここでは、自分でできる肩こり解消マッサージを3つご紹介します。
自宅で簡単にできるマッサージ方法なので、お風呂上がりなど血流が良くなった状態で行うとより効果的でおすすめです。ぜひ実践してみてください。

肩こり解消マッサージ①鎖骨まわりのリンパマッサージ

鎖骨まわりのリンパの流れが滞ると老廃物が溜まり、肩こりを引き起こす要因になる場合があります。
リンパの流れを良くして肩こりを解消していきましょう。

【鎖骨まわりのリンパマッサージのやり方】

  1. 右手を左側の鎖骨に乗せる
  2. 手のひら全体を使って鎖骨から左肩に向かってリンパを流すイメージでさする
  3. 左右10回繰り返す

ポイントは、強くさするのではなく優しくさすりながらゆっくりと流すことです。
老廃物がなくなりリンパの流れが良くなるため、肩こりからくる肩の痛みが緩和されます。

肩こり解消マッサージ②肩甲骨まわりのマッサージ

続いて、肩甲骨まわりのマッサージをご紹介します。

【肩甲骨まわりのマッサージのやり方】

  1. 右手を後ろにまわし、甲を肩甲骨付近の背中に付ける
  2. 肩の力を抜いて肩甲骨の内側を浮かせる
  3. 左手を前から右の肩甲骨へまわし、浮いた部分の筋肉を指で下から上に圧をかけながらなぞる
  4. 左右5分程度マッサージする

肩こりがひどく肩甲骨まで指が届かない場合は、無理せず届く範囲をマッサージしましょう。
肩甲骨まわりの筋肉がほぐれて、肩こり解消につながります。

肩こり解消マッサージ③肩や首のツボ押しマッサージ

肩こり解消マッサージ③肩や首のツボ押しマッサージ

最後に、肩や首のツボ押しマッサージをご紹介します。

【肩や首のツボ押しマッサージのやり方】

  1. 襟足にある「風池」や「天柱」、肩にある「肩位」のツボを指先で押す
  2. ツボを押すときは息を吐きながら3~5秒かけてゆっくりと圧をかけていく

ツボ押しマッサージをすると血流が良くなるため、肩こり解消に効果的です。
ツボ押しマッサージはどんな場所でも手軽にできるため、肩こりを感じたらすぐに実践できるのが魅力。ぜひ試してみてください。

肩こりを解消できる筋トレ

肩こりを解消できる筋トレ

肩こり解消には、筋トレも有効です。筋トレをすることで、筋肉の緊張を防ぎ血流も良くなり肩こり解消に繋がります。
肩や首の周辺には「僧帽筋」「肩甲挙筋」「三角筋」などがあり、この筋肉が緊張すると肩こりを引き起こします。

そのため、肩こり解消で筋トレをする場合は、肩や首周辺の筋肉を鍛える筋トレを行うのが効果的です。

【肩や首周辺の筋肉を鍛える筋トレのやり方】

  1. 500mlのペットボトルを袋に入れて持つ(2つ用意する)
  2. 持った状態で両肩を上に持ち上げてそのまま3秒キープ
  3. ゆっくりと力を抜きながら肩を降ろす
  4. 10回繰り返す

首から肩にかけての僧帽筋が鍛えられ、肩こり解消へと繋がります。
500mlの重さに慣れたら2Lのペットボトルにするなど、重さを変更するのもおすすめです。

肩こりを解消できるグッズ

肩こりを解消できるグッズ

筋トレやストレッチ、マッサージなどの肩こり解消方法は自分でやらなければいけないため、面倒に感じる人もいるでしょう。
そこでおすすめなのが、肩こりを解消できるグッズです。グッズを使えば手軽に肩こりが解消できるため、人気を集めています。

肩こり解消グッズはさまざまな商品が販売されていますが、おすすめは下記の3種類です。

【おすすめの肩こり解消グッズ】

  1. ツボ押しが簡単にできる「ツボ押しグッズ」
  2. 振動でほぐす「ハンディーマッサージャー」
  3. 温めて血流を良くする「温熱グッズ」

温熱グッズはホッカイロみたいに、肩に貼って温めることで血流を良くし肩こりを解消していきます。
就寝時に貼って寝れば、翌朝には肩こりが緩和されスッキリと目覚めることができるでしょう。
上記以外にも多くの肩こり解消グッズがあるので、自分にピッタリなものを選んで使ってみてください。

肩こりは整体で解消できるのか

肩こりは整体で解消できるのか

肩こりが解消できるストレッチや筋トレなどをご紹介してきましたが、肩こりは整体でも解消することが可能です。

当院では、体の悩みを根本から改善する独自のメソッドを用いて肩こりを解消します。
カウンセリングをしっかりと行い、お客様一人ひとりの状態に合わせて必要な施術をお伝えしながら体を整えていきます。
つらい肩こりの症状でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

まとめ

肩こりは、筋肉の緊張や血行不良が原因です。
肩こりを放置しておくと徐々に症状が悪化していき、頭痛やめまいなど体の不調にも繋がっていきます。

肩こりを解消するにはストレッチやマッサージなども有効ですが、正しい姿勢を意識するなど予防することも大切です。
ひどい肩こりの場合は自分だけでは解消するのが難しいこともあるため、整体で肩こりを解消する方法も検討してみてください。

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