新型コロナの後遺症の症状と改善に関して

コロナの後遺症の画像

新型コロナウイルス感染症による後遺症

今現在、新型コロナウイルス感染症による後遺症は200以上と言われています。
人によって千差万別、今までの風邪やインフルエンザでは考えられないものになっています。
ただ、最近では対処法も少しずつ分かってきたりもしています。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)から出ている情報では、
一般的にたくさん報告されている症状は、
倦怠感、呼吸困難、咳、関節痛、筋肉痛、胸痛になります。
他にも、頭痛、認知障害、発熱、動悸、味覚障害、嗅覚障害などがあります。

後遺症の各種症状

【呼吸器系の症状】では
息苦しさ、咳、痰、咽頭痛、息切れなどがあります。

【循環器の症状】 では、
胸痛、動悸、倦怠感、四肢のむくみ、冷感、失神などがあります。

【味覚や嗅覚の症状】では、
においを全く感じない、またはにおいが弱い、においが別の物に感じる、味を一切感じない・味がいつもより薄く感じる、
食べ物が全くおいしくない、味が異なって感じる、常に口の中が苦く感じる・甘く感じるなどがあります。

【筋肉系・神経系の症状】には、
肩こり、疲労感、倦怠感、筋力低下、集中力低下、姿勢を支えられないなどがあります。

【精神系の症状】では、
睡眠障害、不安障害、気分障害、依存症などがあります。

【痛み】に関しては、
腰痛、背部痛、胸部痛、頭痛、喉の痛み、頸部痛、関節痛などがあります。

【皮膚における症状】としては、
発疹、炎症、脱毛などがあります。

倦怠感・頭痛・肩こり・腰痛・筋肉痛・関節痛・思考力の障害や抑うつ症状などが、
いつ終わるかもわからずに、長期にわたって続きます。
そのため新型コロナ感染症に罹患された患者さんが、学校に行けなくなったり、職場に行けなくなったりと、
今までの社会生活が送れなくなったり、非常に難しくなっている方が増え続けています。

ちなみに、この症状が出るのは、新型コロナ感染症にかかった方だけでなく、
実はワクチンでも同じように後遺症に悩まされている方もいます。

新型コロナ感染症は、風邪やインフルエンザとは全く違って、
かかった後にも後遺症状が残ってしまう方が多い、非常に稀な感染症となります。

筆者がかかったヨーロッパにおける感染症

私は、フランスのパリに住んでいた時に、ある病気にかかりました。
その病気は日本では全く知られておらず、日本語に訳すと「伝染感染症」としか翻訳ができませんでした。
一般的には、猫や犬との経口接触によって起こることによって「キス病」というニックネームが付けられていました。

症状

症状としては、まず最初に、風邪のような症状が出ます。
熱や倦怠感、筋肉痛など、それは2〜3日もすれば落ち着きます。

その後、倦怠感と思考力低下と動悸がひどく、病院にかかりました。
その際に教えていただいた病名の日本語訳が「伝染感染症」でした。
病院にかかった際にはウイルスは、退治されて白血球の数値でウイルスが入ってきたことがわかるということでした。

【倦怠感】はひどく、
立っていること、座っていることが非常にしんどくて、
すぐに寝転がっていたいと感じました。

【思考力低下】はどうしようもなく、
本や新聞など、文字を長時間読むことは不可能でした。
5分くらいしか集中できず、音楽やテレビを流しっぱなしにして気分転換をしていました。

【動悸】に関しては、
階段を5段くらい上がると息が上がってしまい、階段はほぼ使えなかったと記憶しています。
常に移動するときはエレベーターとエスカレーターを使っていました。

その当時、フランスで語学学校に通っていましたが、休まざるを得ませんでした。

改善方法

改善方法に関してお医者様に言われた改善方法は、半年すればよくなるというものでした。

実際に半年経過するころには、倦怠感、思考力低下、動悸は改善され、
普通に日常生活を送れるようになっていました。

未だに謎なのが、フランスに存在しながら、日本ではほとんど聞かない病気なのがすごく不思議なのです。
今回のコロナの後遺症を聞くとすごくその当時の自分の状況に似ていると感じました。

コロナの後遺症が起こる原因

コロナから3年近くなり研究が進み、後遺症の改善も進んでいます。

200種類以上ある後遺症の中でも特に大変なのは、味覚障害や嗅覚障害だと思います。
その次に、肩こりや腰痛だったりします。

コロナ後遺症による肩こり

味覚障害や嗅覚障害はなぜ起こるのか?

コロナにかかった際に、コロナウイルスを退治するために、人間の体では炎症反応が起こります。
熱が下がり、喉の痛みも改善しすると、コロナの症状は治まった状態になりますが、
実は、鼻腔の奥では炎症がまだ残った状態になっています。

その鼻腔での炎症によって、
脳の嗅覚や味覚を感じる部分が炎症部の熱の影響により正常に機能しなくなっているのです

最初の頃は、コロナウイルスが脳にも入り込み影響があるのでは、と疑われていましたが、
今では、コロナにより脳への影響というのは考えられなくなり、前ほどにコロナが怖いウイルスとは思われなくなりました。

肩こり・腰痛はなぜ起こるのか?

肩こり腰痛は、全身での炎症が原因と言えます。

人間の体は炎症が起こると筋肉は収縮反応を起こします。
高熱が出るというのは全身で炎症反応が強く起きていることを意味します。

普段、肩こりや腰痛がある方はもちろん、普段肩こり腰痛がない方でも
全身の筋肉が収縮すれば、全身の筋肉が収縮している状態になります。

全身の筋肉が収縮した中で痛みが出やすいのが、肩や腰なのです。

コロナで怖いのは、心臓の筋肉、心筋にも炎症が起こることなのです。
それにより、心臓や心臓の近くが痛いと感じたり、それにより心筋梗塞が起こったりもします。

コロナの後遺症による肩こり、腰痛であれば、マッサージや整体でも改善ができます。
また、コロナになる前から整体で骨格をしっかり正しい状態にしておけば、
コロナの後遺症の肩こり腰痛にもなりにくいとも言えます。

オミクロン株による後遺症の特徴

コオミクロンの後遺症は、従来のものやデルタとも違う症状を訴える患者様が増えています。

それは睡眠障害です。
一般的には不眠症と言ったりします。

まず、睡眠障害というものがどんなものかをお伝えします。

不眠症・睡眠障害における症状は、眠りにつくのが難しく、
・布団に入ってから寝付くまで30分以上かかる「入眠障害」、
・寝ている最中に何度も目が覚めていしまう「中途覚醒」、
・朝早くに目が覚めてしまう「早朝覚醒」、
・浅い睡眠でなかなか熟睡できない「熟眠障害」
の4つのタイプに大きく分けられます。

オミクロン株の後遺症では、
この4つの中でも特に「入眠障害」が一番多く見受けられます。
「熟眠障害」、「中途覚醒」も一定数の方が後遺症で悩まされています。

オミクロン株では、従来のコロナやデルタよりも味覚障害や嗅覚障害は少なくなっているそうです。
しかし、睡眠障害と同時に、倦怠感や頭痛などの後遺症を感じる方が多くいるとのことです。

コロナ後遺症における治療方法や改善方法

味覚障害や嗅覚障害がある方

現在、病院やクリニックにて、行われる治療方法に
【上咽頭擦過治療(EAT、Bスポット療法)】というものがあります。
新型コロナ感染症の後遺症の治療法として少しずつ広がっています。

味覚や嗅覚の異常も上咽頭の炎症によって起こるということがわかってきました。

もし、味覚障害や嗅覚障害が今現在もある方、
新型コロナ感染時に味覚障害や嗅覚障害があって、今は味覚障害も嗅覚障害も改善したけど、倦怠感や思考力低下がある方などは、
上咽頭擦過治療を調べてみて、専門の病院に行かれるとよいのではないでしょうか?

胸痛、腰痛、頭痛に伴う倦怠感や肩こりがある方

こちらの方も、一度上咽頭擦過治療を受けられるとよいと思います。
その後に筋肉や骨格の歪みを調整するような骨格矯正系の整体を受けられることをお勧めます。

現在までにうちの整体院にも。新型コロナ感染症の後遺症に悩まされていた方が数人いらっしゃいました。
うちの整体院に来てくださった方の多くが、胸痛をメインに肩こりや首の痛みや腰痛に悩まされている方でした。

猫背だったり、反り腰だったり、首が左右に歪んでいたりと、
歪みのひどさと、骨格の動きの悪さ、筋肉の硬直状態がひどい状態の方が多くいらっしゃいました。

発熱と筋肉の硬直には、大きな因果関係があります。
あまり知られていませんが、人間の身体の特性として、炎症反応が起こると筋肉が硬くなります。
そのため、発熱時に筋肉痛を感じると思います。

新型コロナは、高熱になること、一気に高熱になることにより炎症反応が強く起きているのですが、
それにより筋肉が硬直するのです。

熱は下がって、炎症反応が治まっても、筋肉の硬直は治りません。
そのために、ワクチン接種された方が腰痛になったり、頭痛がひどくなったり、肩こりがつらくなったりするのです。

先ほどの上咽頭で炎症が続いているようであれば、病院の適応なのですが、
筋肉の硬直や、それに伴う関節の可動域の減少による腰痛や肩こり、頭痛、胸痛は整体やマッサージの適応と言っていいでしょう。

筋肉痛だけであればマッサージでもよいと思いますが、
腰痛や肩こり、頭痛など、猫背や反り腰、骨格の歪みによる痛みが強く出ているようであれば、骨格矯正系の整体の適応となります。

睡眠障害がある方

オミクロン株では後遺症に不眠症が多いといわれていますが、
どの部位が特に炎症が強くなるのか今はわかっていません。

不眠症のベースとして、考えることがいくつかあります。

・全身の筋肉の柔軟性があるかどうか?
もしコロナによって熱が出て炎症になって全身の筋肉が収縮したのであれば、緩めてあげるだけでも睡眠障害は改善される可能性があります。

・使っている寝具・枕が自身の体に合っているかどうか?
寝具と枕の材質・形状によっては、リラックスしづらく眠るのが難しくなる可能性があります。

・寝る前にカフェインをとっていないかどうか?
カフェインは脳を活性化してしまいやすいので脳がリラックスできないため、脳が眠りにつくのが難しくなります。

・夜寝る前にスマホを見続けていないか?
スマホやPCのブルーライトは人間を覚醒させてしまいやすいので、睡眠障害を引き起こしやすいのです。

これらを改善するだけでも、もしかしたら睡眠障害の改善につながるかもしれません。

院長より一言

うちの整体院には、コロナ感染症の後遺症による胸痛に数か月悩まされていた方や、
新型コロナのワクチンで胸痛と首の痛みが消えず、3か月も悩まされていた方などがいらっしゃいました。
胸痛や腰痛、肩こり、首の痛みさまざまな後遺症の方がいらっしゃいましたが、みなさん、しっかりと改善していっています。

一回目からしっかりと変化を感じられますので、ずっと後遺症に悩まされている方、ぜひ一度いらしてください。

今現在不眠症で悩んでいる方、
コロナの後遺症にしても、もともとにしても不眠症はおつらいでしょうし、仕事や生活のパフォーマンスや質を落としかねません。
当院では不眠症の改善のために、骨格矯正により歪みの改善、カッピングによる背骨の硬直と神経の緊張の改善、医療寝具による電位治療によって、
不眠症の改善と快適な睡眠をお届けするために睡眠障害へのアプローチも行っておりますので、気軽にご相談ください。

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