好転反応とは?好転反応が出る原因と症状別の対策

好転反応が出る原因と症状別の対策

マッサージや整体、鍼灸、エステを受けるとよく好転反応という言葉を聞いたりしますよね?

今この文章を読んでる方の中には、もしかしたら、好転反応という言葉を知っていても好転反応の漢字を初めて見たり、
言葉は聞いたことがあるけど、意味が分からなかったり、
言葉の意味は分かっても、何が好転反応で何が好転反応ではないのかの区別がつかない方もいるのではないでしょうか?

好転反応とは

マッサージや整体、鍼などの身体のメンテナンスを受けた後に、身体が正常な状態に戻っていく過程で、
痛み、発熱、だるさなどの症状がでます。
その症状のことを好転反応と呼びます。

身体をメンテナンスすることによって、身体はさまざまな変化をします。

・筋肉の硬直が緩み柔軟性が上がる。
・血行が良くなる。
・骨格の歪みが改善し、骨格が正常な状態になる。
・リンパの流れがよくなり老廃物を排泄しやすくなる。
・自律神経が整う。

そんな様々な改善の結果
身体には大きな変化が生まれます。

好転反応が出る原因

好転反応は、身体が正常に戻る際に、身体の変化を急激に脳が知覚することで起こります。

マッサージや整体、鍼灸、エステを受けた場合には、

・筋肉の柔軟性が上がる。
・血行が良くなる。
・骨格が正常な状態になる。
・リンパの流れが改善する。
・自律神経が整う。

などといった変化が身体に生まれます。
では、今まで状態がよくなかったところから突然よくなるとどうなるのでしょう?

もちろん、素晴らしい最高の状態になることもあります。
しかし、マッサージや整体を受けた後で
だるくなったり、もみ返しと呼ばれる痛みを伴ったりしますよね?

それが好転反応というものになります。

だるくなるというのは、今まで感じていなかっただるさを感じたのかもしれないです。

ダムを思い浮かべてください。

ダムがあることによって、ダムより下流の川の流れは、ある程度の量で一定ですよね?
そして安定していますよね?
もしそのダムの栓を開け、放水したとなると急激に川の水位は上がって川の流れは速くなりますよね?
川に蓄えられる量よりも多くの水が流れたとしたらどうでしょう?
川から溢れて、近辺の畑や水田、道路まで浸水したとしたら、洪水になりますよね?

血行が良くなるというのは、どこか詰まっていたり、流れが悪くなっている血管に血流が多くなっている状態に近いのです。

つまりマッサージを受けた後の血管、血液の状態と
川と水量が似た関係なのです。

滞っていた血流が改善されて血行が良くなりすぎた場合、想定以上にダムの放水が起こっているのと同じと考えてみると何となくわかるかもしれません。
ある程度放水して貯めていた水がなくなれば川の水量も落ち着いてきますよね?

それが好転反応とその後の状態がよくなった落ち着いた状態と言えるかもしれないです。

好転反応の種類

好転反応は一般的には4種類に分類されます。

【弛緩反応】【過敏反応】【排泄反応】【回復反応】の4つになります。

それではそれぞれの症状についてお話していきます。

1、 【弛緩反応】の症状は
体のだるさや、疲れ、発熱、眠気など

2、【過敏反応】の症状は
身体の痛み、かゆみ、頭痛、発汗。施術箇所の痛みや炎症、かゆみ、など

3、【排泄反応】の「症状」は
湿疹、吹き出物、ニキビ、下痢、尿の色が濃くなるなど

4、【回復反応】「症状」
だるさ、発熱、吐き気、生理

好転反応の症状と対策

好転反応による種類別の症状と対策

【弛緩反応】

マッサージや整体、鍼灸、エステなどを受けると硬直していた筋肉が緩みます。

今まで固まっていた状態が当たり前だったのが緩むとどうなるかというと、自分の体重を支えるのにも意識的に筋肉に力を入れる必要性が出てきたりします。
そうすると意識的に筋肉を使う必要があるのでだるさにつながります。

筋肉が緩み、骨格の歪みが正しくなると、自律神経が整います。
筋肉が固い状態だったり骨格が歪んでいると、交感神経が優位に働き、常に運動しているのと同じ緊張状態になります。

副交感神経が優位になるとリラックスするのでだるさや眠気が出たりします。

弛緩反応の例としてイメージしてもらいやすいのが、
酔っ払った方がぐでんぐでんになってしまうと、シャキッと立てないですよね?
あの状態でシャキッと立つのと緩んだ身体でシャキッと立たないといけないのは似ているかもしれないです。

対策としては、
しっかりと睡眠をとること、ウオーキングなど軽い運動をすることで筋肉を使うことで整ってきます。

【過敏反応】

マッサージや整体、鍼灸、エステをした場合に、血行が良くなり施術部位に血液が集まったり、施術することによって神経の働きが正常になり、
今まで鈍感だった部位が敏感になることで、今まで感じにくくなっていた痛みが感じやすくなったり、かゆみを伴ったりします。

施術部位が炎症などを起こすことでも血流が良くなったり、炎症改善のための作用でかゆくなったりもします。

過敏反応の例としては、
身体が冷えた時にお風呂に入ったときに急激に血行が良くなって、温まるとかゆくなったりしますよね?
あれと同じことがマッサージや整体、鍼灸、エステなどで起こったと思っていただけるといいと思います。

対策としては、
痛みや炎症がある場合であれば、湿布などを張っていただくと、痛みも軽減されます。

【排泄反応】

排泄反応は、身体に溜まった老廃物、毒素などを体外に排出しようとする作用のことです。

吹き出物やニキビができたり、吐き気、生理、下痢、排便や排尿の量、色、においが変わったりします。
鼻水や鼻詰まりが起こったりもします。
身体の中に余っていたり、溜まっていた老廃物や毒を排出しようとする働きです。

その働きによって、排便や排尿の量、色、においが変化したりします。

吹き出物やニキビは、血行やリンパの流れがよくなることで老廃物や毒素を取り除くために皮膚から出そうとする作用です。

例で言えば、お酒を飲んで吐く方がいらっしゃいますよね?
アルコール摂取が限界に達して、これ以上吸収しないために排出するために、吐くという行為になるのです。
花粉症や風邪の時の鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳なども排出反応と言えると思います。

対策としては
水分をしっかりと取るようにしてください。
水分をしっかりと取ることで体外に老廃物や毒素を排出しやすくなります。

特にニキビや吹き出物ができやすい方などは水分をしっかりととると良いでしょう。
下痢などであれば、スポーツドリンクなど身体に吸収しやすい水分補給を心掛けると良いと思います。

【回復反応】

回復反応は血行の悪さが改善され、血液やリンパなどが流れやすくなり、だるさ、発熱、吐き気、生理、下痢、のぼせやすさなどです。

例としては、スマホを充電したときに熱を持ちますよね?
血行が良くなることで体温が上昇したり、体感としてだるさを感じたりします。

対策としては
水分をしっかりとって、ゆっくり休むようにしてあげてください。

好転反応はどれくらいの期間続くのか

好転反応は、おおよそ2~3日で改善していきます。

もし、1週間とか症状が改善しない場合は、医療機関で相談することも大切になってきます。
もしかしたら、身体の負担が大きく別の症状や病気が隠されているケースもありますので。

院長よりひと言

ほぐすんでは、もみ返しといった炎症反応が起こるような好転反応は比較的出ないように施術を行っております。

ぎっくり腰や長年の負担を強いていた体を改善するので、好転反応が出るケースもあります。
その際にはしっかりと好転反応のこともお伝えさせていただくようにしております。

経験豊富な施術と的確なカウンセリングをさせていただくよう心がけております。
何か不安や心配がある方は、施術家の方にしっかりとお話をして施術に望まれると良いと思います。

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