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最近、「腸腰筋」という言葉が広く知られるようになりました。
今回は、そもそも「腸腰筋」とは何か、そして腰痛や反り腰、猫背とどのような関係があるのか、などについてお伝えしていきます。
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腸腰筋は、腰椎と大腿骨を結んでいる筋肉郡で、上半身と下半身をつなぐ筋肉のうち重要な役割を果たしています。股関節を動かしたり、姿勢を維持する役割も果たしています。
また、短距離走などの選手が発達していたり、腸腰筋は、走る、跳ぶといった運動能力に非常に強く関係しているとも言われています。
いろいろな整体師が「腸腰筋が・・・」といった説明をするせいか、お客様の中でもご存じの方が増えてきました。
皆さんは、腸腰筋にどんなイメージがありますか?
・腸腰筋を鍛えることが大事!
・腸腰筋が弱いのが腰痛の原因!
・お腹が出ているのは腸腰筋が衰えている、弱っているから!
もしかすると、このように腸腰筋を鍛えることが大事なんだと認識してしまっているかもしれません。
しかし、整体師から見ると、鍛えることよりも緩めることを大事にしてほしいと思うことが非常に多いです。
腸腰筋が硬い現代人が多すぎます。
・腰痛で悩む人
・猫背、反り腰で悩む人
・ポッコリお腹に悩む人
・骨盤の歪みを気にしている人
・生理痛に悩む人
みんな腸腰筋が硬い!!!!
腸腰筋は、骨盤の内側から腰の骨の前側についている筋肉です。
この筋肉が硬くなるということは、柔軟性がなくなり、筋肉が収縮することにより、腰の骨を前に引っ張ることになります。
そうなると、当たり前ですが腰は前に引っ張られた状態となり、反り腰・猫背になります。
反り腰になれば、ぷっくりとお腹が出た状態になります。
体重が増えたわけでもなく、太ったわけでもないのにお腹が出たポッコリお腹の状態になります。
腰が常に反っているということは、背中側の腰の筋肉は、常に引っ張られるようになります。そうなると腰の筋肉は硬くなります。
そして、ずっと硬い状態を維持してしまうと、腰痛にもなります。
さらに、腸腰筋の後ろの腰の筋肉が硬くなると骨盤が引っ張られ、歪んでしまいますし、固くなります。
そうなると、女性であれば、生理痛がひどくなったり、婦人科系の病気やホルモンバランスが崩れたりもします。
骨盤が歪めば、上半身も歪むし、歪んだ状態を必死に支えようとすれば、背中、肩の筋肉もがちがちになり、肩こりもひどくなります。
姿勢をよくするために腸腰筋を鍛えたいと思っている方は、必ず、腸腰筋が柔軟性のある筋肉になるように鍛えることと、緩めることをしっかりと行ってほしいのです。
そうすることで、反り腰や猫背、腰痛、肩こりなどを防ぐことができます。
緩めてほしいとお話しすると、ストレッチをしたらいいんですか? と必ず聞かれます。
しかし、素人が行うストレッチは、場合によっては筋肉をさらに硬くしてしまったりします。
大事なことは無理をしないことです。
・腸腰筋を緩めること
・反り腰を改善すること
自分では難しいと思った際には、腸腰筋に詳しい整体師やマッサージ師に相談していただくのがいいと思います。