カッピングとは?カッピングで改善する症状を解説

カッピングを受ける女性

みなさんカッピングって知っていますか?

最近では、ハリウッドスターやアスリートも行っています。元々は、古くからある中国民間療法です。エステでも取り入れられている美容にも効果のある施術となっています。

カッピングとは

「吸玉」「吸角」という名前の中国の民間療法でした。最近では、カッピングと呼ぶのが一般的となっています。
ガラスや強化プラスチックの丸みを帯びたカップ型の器具を使います。
もともとは火をつけたマッチなどをカップの中に入れ、カップ内の空気を燃やし、気圧を下げた状態で体に吸着させる施術でした。

現在では、カップを体に付けた後に、空気を抜くことで気圧を下げる形がほとんどなっています。カップの中の空気圧が下がることにより、皮膚や組織を引っ張り、血液を集めることができます。

昔は、カッピングをすると青紫になることから汚血と言われてきました。血行の悪い場所にカッピングをすると青紫色になります。

カッピングにより血液が集まってくることで、毛細血管の外にまで血液が広がる状態を作ります。毛細血管がしっかりと働いている状態であれば、血液をしっかりと吸収することができるので、あまり跡が残りません。

カッピング愛好家の有名人

・ヴィクトリア・ベッカム
・レディー・ガガ
・ジェニファー・アニストン
・グウィネス・パルトロウ
・キム・カーダシアン
・ジャスティン・ビーバー
・マイケル・フェルプス

カッピングで改善する症状

・慢性疲労改善
毛細血管の改善と血行改善により疲れやすい体を、疲れにくいからだに変化させることにつながります。

・冷え性改善
血行が良くなることで体の隅々に血液が循環しやすくなり、体に熱を作ることができるようになるため、手足の冷えの改善にもつながります。

・肩こり・腰痛の改善
血管を拡張し、しっかりと老廃物を流すことと皮膚と筋肉の柔軟性を回復させることで、コリやハリを改善することにつながります。

・美肌効果
血行改善により皮膚の再生力を促進させることで、肌荒れや乾燥肌、アトピー等の皮膚疾患を改善することにつながります。

・ダイエットとむくみ改善
血行が良くなって老廃物を流す力が上がり、血管やリンパ管の流れを良くするため、むくみの改善にもなり、基礎代謝も上がっダイエット効果が見込めます。

・生理痛緩和
血行が良くなり、冷え性の改善とともに生理痛の改善もされやすくなります。

・免疫力向上
血行が良くなり、リンパの流れを良くすることで免疫力向上につながります。風邪やインフルエンザなどにかかりにくくなります。

カッピングを行うと毛細血管の働きが良くなり、血行が良くなります。
そのため慢性疲労や肩こり、腰痛といった血行不良が原因の痛みや疲労には効果が期待できます。
さらに血行が良くなることを考えると、循環器系の病気の予防としても効果が期待できます。
ご両親や祖父母の持病に心筋梗塞や脳梗塞などの方がいらっしゃる方は、予防で行っておくのもよいかもしれません。

カッピングで効果のある部位

カッピングは背中がメインのように感じていらっしゃるかもしれませんが、実は全身に行うことができます。
腕や足やお腹にも行うことが可能です。
その人の体調や不調に合わせて行うことも可能です。

体調改善や体質改善を考えたときに効果的なのは、背中になります。
背中の筋肉は、平滑筋といい平べったい筋肉となり血液を流すポンプとしての機能が高くないので、血液が滞りやすいので、カッピングで毛細血管を再活性することで、背中の疲労回復や冷え性改善にも効果的となります。

実は、脇やわき腹は、大きく筋肉を動かす部位ではないため、筋肉も硬直しやすく、毛細血管も細く弱くなりやすいため部署になります。整体やマッサージでもあまり改善に取り組まれない部位のため実は筋肉の柔軟性も低く血行も悪くなりやすいため、カッピングにより柔軟性と血行を良くすることは、体質改善や筋肉の柔軟性を改善するのにかなり効果的と言えます。特に脇の近くはリンパが滞りやすく、むくみの原因ともなりやすいため脇回りをカッピングするのは、血行改善、むくみ改善にもなるため美容効果も得られます。

二の腕や肩回りもデスクワークの影響で現代人は固まりやすいため、実は効果的です。
マッサージだけでは細くなってしまった血管はもとに戻すことはできないため、肩や二の腕まわりの血行を良くすることでデスクワークの肩こりの改善や二の腕のたるみにも効果的にカッピングを行うことが可能になります。

カッピングの好転反応

好転反応という言葉を聞いたことがある方もいると思います。
カッピングにも好転反応が出る場合があります。

まず、見て一目瞭然なのが、赤紫のあざのような跡が残る方が多いです。
毛細血管が機能していないと、カッピングの中の空気を抜くことで気圧を下げることで、皮膚筋肉が引っ張られ、毛細血管も拡張します。そうして漏れ出した血液をしっかりと血管に戻すことができないと青あざのような跡が残ることがあります。
だいたい1週間くらいで消えるものになります。人によっては2週間近く残る場合があります。

次に多いのがだるさです。
カッピングを行うと筋肉が緩みます。筋肉が緩むことで通常いつもがちがちで体を支えているところから、緩むので自分で思うよりも体を支えるのが難しくなることがあります。動かすのも重だるく感じるようなそんな症状が出たりします。

他には打撲に近い症状です。軽く押したときに軽い痛みを伴ったり、シャワーを浴びたときにシャワーの水滴に軽い痛みを感じたりします。

筋肉痛のように、動かすと痛みを伴う場合があります。筋肉と皮膚の柔軟性が出たところと、硬いままのところで筋肉や皮膚の可動域が変わることで伸びづらいところに痛みを感じたり、前よりも柔軟性があることで伸びすぎないように痛みが出たりします。

稀に、やけどの時に出るような水ぶくれになる方もいます。
リンパがたまっていてむくんでいる方などに起こりやすいです。

好転反応は、今までの状態から改善するために起こっている体の反応としては正しい反応になりますので、おおむね1週間~2週間で改善されると思いますので、あんまり心配しなくても大丈夫です。

初回は、圧を弱めにすることで好転反応を少し抑えることもできますので、好転反応は心配と感じる方は、カッピングの担当の方に初めてであることを伝えて、弱めの厚手のカッピングをお願いするのもありだと思います。

カッピングは、美容と健康にとってすごく効果的な施術ですが、好転反応もしっかりと出るので、気になる方はぜひ担当者とお話をしてみてください。

カッピングの注意点

カッピングは、跡が残るので、注意が必要です。
おおよそ1週間くらい、青あざが残ります。結婚式を控えていたり、海や温泉に行く時など、夏場などは気になる方は控えた方が良いと思います。
むくみがある方だと稀に火傷の際に起こるような水ぶくれも出ることがありますのでお気を付けください。

カッピングについてよくあるご質問

Q、カッピングをつけている時間はどのくらいですか?
A15分~20分くらいが一般的です。

Q、写真で見た感じ痛そうなのですが、痛みを伴いますか?
A、圧のかけ方で痛みは変わってきます。基本的には、軽くつねられている程度が一般的だと思います。5分くらいすると気持ちよくなってきて、寝てしまう方もいらっしゃいます。

Q、カッピングの後はどのくらい残るのでしょうか?
A、普通であれば一週間くらいで消えます。人によっては2週間くらいかかるかもしれません。内出血と同じような感じなので、普段のご自身の内出血の状態を思い浮かべていただけるとよいかもしれません。

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