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子供の姿勢が悪く、何度も注意しているものの一向に良くならない。そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
特に子供自身が姿勢を正そうという気持ちがないと、姿勢改善は難しく思えるものです。とはいえ、「何度言っても聞かないので仕方ない」と諦めてしまうと、子供が勉強に集中できなかったり、腰痛の原因になったりもするので注意が必要です。
今回は、子供の姿勢が悪くなってしまう原因と姿勢改善に取り組むべき理由、姿勢の改善方法について解説します。子供の姿勢が気になっている方は、本記事を参考に姿勢改善に取り組んでみてください。
Table of Contents
どうして姿勢が悪くなってしまうのでしょうか?
子供の姿勢が悪くなってしまう原因は複数あり、子供によってはひとつではなく複数の原因が当てはまることもあります。
以下に子供の姿勢が悪くなる主な原因をご紹介しますので、当てはまる点がないかチェックしてみてください。
オンラインゲームや動画の視聴などのため、スマホやタブレットを長時間使用する子供が増えています。
スマホやタブレットを使用する際は、どうしても猫背になったり、首が前に出た姿勢になったりします。その状態が続くことで、慢性的に姿勢が悪くなります。
子供が学校の体育の授業以外ではほとんど体を動かさず、休みの日は家でゲームをしたり、動画を見たりして過ごすことが多いと、運動不足による筋力低下につながります。
正しい姿勢をキープするには腹筋や背筋などの筋力が必要で、それらの筋肉が低下していると、体をうまく支えることができず、姿勢が悪くなりがちです。
姿勢が悪い子供たちの中には、筋力低下が原因で正しい姿勢をキープできないケースもあります。
背もたれに寄り掛かるようにして座るいわゆる「ずっこけ座り」や、背中を丸めた猫背状態で椅子に座るなど、悪い座り方がクセになっていると、姿勢が悪くなります。また、机にひじをついたり、足を組んだりして座ると、背骨が曲がった状態になりやすく、それも悪い姿勢の原因となります。
生活が夜型になっているなど規則正しい生活を送れていないと、それも姿勢の悪さにつながりやすいといわれています。
まず、夜型になると、必然的に起きる時間も遅くなりがちです。それでも学校がある日は、頑張って遅刻しないように起きたとしても、休日だと起床するのがお昼過ぎということも多いでしょう。また、起きても家の中で過ごすことが多いと、ほとんど太陽の光を浴びることがありません。
朝起きて太陽の光を浴びることで、心のバランスを整えるセロトニンというホルモンの合成が促進されるため、太陽光を浴びないとイライラや集中力の低下につながります。そのため、姿勢が悪くなりがちになります。
また、夜型だと朝食抜きになりやすく、単純にエネルギー不足から良い姿勢をキープしにくくなることもあります。
姿勢を正すように言っても、悪い姿勢がクセになっている子供は、なかなか改善しないケースが多いようです。そのため、「言っても変わらないから仕方ない」と諦めてしまう親御さんもいることでしょう。
しかし、子供の姿勢改善に取り組むことは大切です。その理由についてご紹介します。
姿勢が良くなると、見た目も美しく見えるようになるため、それが自信につながります。また、背中が丸まった姿勢だと自信なく見えるものの、背筋を伸ばして真っ直ぐに立つと、それだけでポジティブな雰囲気になり、自己肯定感が高まるものです。
その結果、新たなことにチャレンジしたり、クラスでリーダーシップを発揮できるようになったりするなど、子供に良い変化が生じるようになるかもしれません。
悪い姿勢でいると、腰や首、背中などに負担を与えます。そのため、腰痛や肩こり、頭痛などの症状が見られるようになることもあります。
子供が慢性的な頭痛、腰痛などに悩まされている場合、悪い姿勢に原因があることも少なくありません。悪い姿勢が原因による体の不調であれば、姿勢改善によって体調不良も解消される可能性があります。
正しい姿勢をキープすると、内臓の働きがスムーズになります。そのため、食後の消化もスムーズで、消化不良などのトラブルを起こしにくいといったメリットもあります。
逆に姿勢が悪いと、内臓が圧迫されるなどして消化不良などのトラブルを起こしやすく、腹痛などに悩まされやすくなるでしょう。
また、猫背などの悪い姿勢で過ごすと呼吸が浅くなりがちで、体に必要な酸素を十分に取り込むことができません。その結果、疲れやすくなったり、内臓機能が低下したりすることもあります。体に必要な酸素を十分に取り込むには、正しい姿勢を保つことが大切です。
姿勢改善に取り組まず、悪い姿勢のまま過ごしていると、やがて骨格が歪んできます。なぜなら、姿勢が悪いということは、体にとって無理のある姿勢をキープしていることになるからです。
姿勢が悪いと、特定の筋肉に負荷をかけすぎるため、その状態で筋肉が発達してしまいます。その結果、骨格自体も歪みやすくなるのです。
しかし、骨格が歪む前に姿勢改善できれば、骨格の歪みを予防できるでしょう。
子供に勉強するように言っても短時間しか座っていられず、すぐに別のことをしてしまうということはありませんか?
子供に集中力がないことを悩んでいる方もいるかと思いますが、実はそれも悪い姿勢のせいなのかもしれません。姿勢が悪いと長時間座っていることができないため、勉強し始めても集中することができず、別のことをしてしまいがちです。
そんな子供も姿勢改善が成功して、正しい姿勢をキープできるようになると、集中力が上がって長時間座っていることができるようになる可能性があります。
ただ単に「姿勢を正そうね」と子供に言うだけでは、あまり効果は期待できません。子供の姿勢改善を成功させるには、子供自身が「姿勢を正そう」と思えるようになることが大切です。
なぜ姿勢を正すべきなのか子供が理解できるように説明し、姿勢改善をサポートするような環境を整えましょう。
子供の姿勢改善を成功させるポイントを一つずつご紹介していきます。
悪い姿勢がクセになっている子供にとって、正しい姿勢をキープするのは苦痛に感じるものです。そのため、親がいくら注意しても、「なぜうるさく注意されるのだろう?」くらいにしか思えないかもしれません。
そこでおすすめなのは、正しい姿勢でいることのメリットを伝えることです。上記の「子供の姿勢改善に取り組むべき理由」の見出しでご紹介した内容を、子供にいくつか説明してあげることができるでしょう。
例えば、「ずっと悪い姿勢でいるとね、腰が痛くなったり、肩がこったりして後々大変になるんだよ」「姿勢が良い人は見た目が素敵だよ。ほらモデルさんはみんな姿勢がいいでしょう?」などと言えるかもしれません。子供の年齢や興味などに合わせて、子供が納得できるような理由を伝えてあげましょう。
子供が正しい姿勢でいることのメリットを理解できると、自発的に姿勢改善に取り組めるようになります。
子供が正しい姿勢を保ちやすいような環境を整えてあげることも大切です。
勉強机が高すぎる、椅子が高すぎる、または低すぎるといったことがあると、正しい姿勢を保つのは難しいものです。子供の今の背丈に合わせて、勉強机や椅子の高さを調整してあげましょう。
椅子は、腰かけたときに足がブラブラせず、ヒザが直角に曲がる高さに調整します。
そして、勉強机と足の間のスペースにある程度のゆとりがあるように机の高さを調整します。ただし、机が高すぎると姿勢が悪くなりやすいので、勉強机の高さは手を机の上にのせた時に自然とヒジが直角になるような高さに合わせましょう。
子供に合った勉強机・椅子の高さに調整すると、無理なく正しい姿勢を保ちやすくなります。子供の成長に合わせて、定期的に机と椅子の高さをチェックし、調整してあげてください。
子供自身は、自分の姿勢が悪いと自覚していないこともあります。「猫背になっているよ」などと注意されてもピンとこないかもしれません。
鏡を使ったり、写真を撮ってあげたりして、自分がどんな姿勢でいるのか子供に見てもらいましょう。自分の姿勢を客観的に見ることで、子供自身が自分の姿勢は悪いと自覚できるようになります。そして、子供に正しい姿勢をしてもらって、悪い姿勢の時と比較してみることもできるでしょう。
普段の姿勢が悪いことを子供が自覚できると、姿勢を正したいという気持ちを強め、姿勢改善に前向きに取り組めるようになります。
子供の姿勢が親にそっくりなことも少なくありません。親が猫背だと、子供も猫背になっているケースが多いです。
子供は親の姿勢を自然とまねしてしまう傾向にあるので、子供の姿勢改善を目指すなら、親御さん自身が正しい姿勢をキープして手本を見せましょう。
もしもお子さんに、「お母さんも猫背だよ」などと言われたら、「改善できるように一緒に頑張ろうね」と言って、お子さんと一緒に姿勢改善に取り組むのがおすすめです。
子供の姿勢が悪いことに気づいたら、できるだけ早く姿勢改善に取り組みましょう。悪い姿勢が定着してしまうと、骨格の歪みなども生じてしまうことがあり、改善するのが余計に難しくなります。
ここからは効果的な姿勢改善の方法をご紹介しますので、実践してみてください。
どんな姿勢が正しいのか子供自身が理解できていないと、「姿勢を正してね」と何度言っても、子供には伝わりません。
まずはどんな姿勢が正しいのか、しっかりと子供に教えましょう。立っているときと座っているときに分けて、正しい姿勢とはどういう姿勢なのか具体的に伝えます。
例えば、立っているときの正しい姿勢とは、壁を背にして立ったときに、後頭部・肩・お尻・ふくらはぎ・かかとが壁についた状態です。そして、腰と壁の間に手の平が1枚入るくらいの隙間があるのが理想とされています。
お手本を見せながら正しい姿勢について具体的に子供に教えると、子供も姿勢改善に取り組みやすくなるでしょう。
正しい姿勢を保つには、腹筋や背筋などがしっかりと発達している必要があります。体幹を鍛えると、正しい姿勢をキープして姿勢改善を実現するのに役立つので、定期的に体幹を鍛えるトレーニングを行うのがおすすめです。
大人であればプランクなどの体幹トレーニングが効果的ですが、じっと同じ姿勢をキープするだけのトレーニングは子供にとっては退屈に感じるもの。そこでバランスボールなどを使ったトレーニングを行うと、子供も楽しみながら体幹を鍛えることができます。
椅子に座るときは、クッションを使用すると姿勢改善に役立ちます。椅子とお尻の間にクッションをはさむことで、骨盤が歪みにくくなり、正しい姿勢をキープしやすくなるからです。
最近は姿勢改善のための機能性クッションがたくさんあるので、そうしたクッションを選ぶとなお良いでしょう。クッションを選ぶ際は、お子さんの体に合ったサイズのものを選ぶことも大切です。
悪い姿勢を放置していると、骨格の歪みにつながり、さらに姿勢改善を成功させることが難しくなります。そこで早めに整体院で姿勢矯正の施術を受けると、悪い姿勢の悪化を防ぎ、早期に姿勢を改善することができるでしょう。
整体院では悪い姿勢の原因となっている筋肉の緊張感をほぐして、骨格の歪みなどを解消する施術を受けることができます。骨格矯正は大人になってから受けるものというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、歪みがあるのであれば小中学生くらいからでも整えておくのがベストです。
子供を整体に通わせたいけれど、たくさんあってどの整体院を選べばいいのかわからない。子供でも安心して通える整体院を知りたい。
そんな方は整体院「ほぐすん」がおすすめです。
「ほぐすん」では、姿勢が悪いことで悩んでいるお子さんのために「姿勢改善コース」をご用意しています。猫背や巻き肩、反り腰などお子さんの悩みに合わせた施術をおこなうので、安心してお任せください。
こり固まった筋肉をほぐし、歪んだ骨格を整えると、正しい姿勢をキープするのも苦にならなくなりますよ。まずはお気軽にお問い合わせください。
姿勢が悪いこと自体は病気ではないものの、慢性的になると身体に悪影響を及ぼす場合があります。子供の姿勢が悪いことに気づいたら、早めに姿勢改善に取り組みましょう。
姿勢が悪くなる原因は日々の積み重ねや無意識の癖にあるため長期的にサポートする必要がありますが、根気強く取り組むめば改善できます。
自宅で気を付けるだけではなかなか改善しない場合は、整体院で施術を受けるのがおすすめです。