仙腸関節性腰痛の患者さん

腰痛患者の女性

この記事では腰痛の原因がわからず10年以上苦しまれていた患者さんの施術についてお伝えします。

仙腸関節性腰痛の特定

この患者さんはバレリーナをされている方で問診表を見ると腰痛を改善されたくて来院いただいたとのことでした。

ヒアリングを行うと小学6年生の時に腰か股関節を「グキッ」と痛めたとのことで、それ以来アラベスク(バレエのポーズで片足立ちした状態で、もう片方の足を上げるポーズ)をすると、腰の痛みもあり頭が下がってしまうことを悩まれていました。

ヒアリングを行った後、体の動きをチェックした際に骨盤に問題があることがわかりました。特に左の仙腸関節(背骨の土台となる骨盤の骨と骨盤の周りの骨の関節)に原因があるのではないかと思いました。

そこで全身のバランス調整を行い、腰痛をチェックしてみたところ症状の軽減があまり見られなかったので、改めて仙腸関節の動きを確認してみると、左の仙腸関節にロック(動きが悪い)がかかっていることがわかりました。

仙腸関節性腰痛の改善

腰痛の原因が仙腸関節性腰痛と仮定し、まず仙腸関節のロックを外し、動きをつける骨格調整を行いました。そうすると仙腸関節の可動域が正常な状態に戻り、腰の動きと腰の筋肉の緊張が取れました。

施術後にアラベスクのポーズを患者さんにやってもらうと首の位置が下がらずにアラベスクができるようになっていました。たった1時間の施術で10年以上悩んでいた痛みが改善され、小学生以来おもうようにできなかったアラベスクのポーズができるようになったので、とても驚かれていました。

仙腸関節性腰痛というのはあまり耳慣れないかもしれませんが、骨盤の関節にロックがかかった影響で出る痛みです。
マッサージや整体に行っても腰痛が治らない方は、仙腸関節の可動域を正常に戻すことも検討してください。

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